NPO

2015年04月30日

がっつり研修

シンガポールに移住して1か月が経ちました。
ほとんど発信をしないまま、本当にシンガポールにいるのか?と疑われそうですが、実は今、一時帰国中です。

昨日は、B4Sの「がっつり研修」に参加しました。

「がっつり研修」とは、B4Sのコアメンバーが集まり、日頃なかなかじっくり議論ができない組織の課題にたいして、がっつり時間を取って議論を深め結論を出すプロセスを通して、メンバー間の認識を擦り合わせていくための研修です。 
ちょうど2年前、組織内部の人間関係がギスギスし、会議がいつも紛糾してしまう状態だった時に始めました。

なぜNPOのような、社会貢献を仕事にする人たちが集まる団体で、そんなことが起こってしまうのか、不思議に思われるかもしれません。

その背景には、「善意」で成り立っているからこその難しさがあるのです。

関わる誰もが、善意に基づく意見があり、それを当然のように正しいことだと思っています。
アツイ思い入れがあればあるほど、その意見は強くなります。

でも、その意見が他のメンバーと異なることは、よくあります。
その時、相手の意見を正しく理解し、異なる意見を調整し、1つの答えを導き出すことは、相当なコミュニケーション力が求められます。

テーマ的に言っても答えを出すのが簡単ではない問題に直面しているのに、この人のこういう態度が嫌いだとか、価値観が合わないとか、言いだしてしまうと、もう収拾がつきません。
B4Sも見事にその状態に陥っていました。

さらにB4Sの特徴として、
・オフィスへの出勤は原則自由のため、顔を合わせて仕事をする時間が少なく、関係を作りにくいこと。
・多種多様なプロジェクトがあり、担当するプロジェクトの目的、特徴に思考が偏りやすいこと。
がありました。

そのため、普通の会社だったら、すぐに仕事の進捗を確認したり、トラブルが共有できたり、急な仕事を手分けして終わらせたり、雑談を通してプライベートの様子を知ったりするなど、ごくあたりまえのことが難しいのです。

また、子ども、施設職員、企業担当者、行政担当者、ボランティア、メディア関係者、寄付者など、どの立場の人と一緒に仕事をするかで、関心事も、優先順位も異なってきます。

誰もが一生懸命に自分の仕事を全うしようと思えば思う程、意見が通らないこと、理解してもらえないことが不満、苛立ちとなってしまうのです。


さて、話を元に戻すと、昨日のがっつり研修、テーマはコミュニケーションでした。

午前は「ブラインドサッカー」の体験。
午後は、コミュニケーションについてのワークをしました。

ブラインドサッカーは、ブランドサッカー協会の協力を得て行いました。
目の見えない人や、目隠しをした状態の人が、鈴のなるサッカーボールを蹴るスポーツです。

試合まではとても難しくてできませんが、目隠しをした状態で、いろんなワークショップをしました。
ブラインドサッカーさんの有料コンテンツになりますので、詳細はお話できませんが、非常におもしろい経験でした。
振り返りでは、「視覚が奪われると耳から入ってくる情報に集中できた」「経験するのとしないとでは、全然違う」「経験をした人の情報に耳を傾けることの大切さを実感した」「リーダーシップとフォロワーシップの両方が必要」「仲間を信頼することで思い切ってチャレンジできた」「目標設定をすることで、どうしたら達成できるか知恵を出し合えた」「学びを共有することで、全員が少しずつ成長できた」「事前の環境認知が大事だと思った」

など、仕事にもそのまま適用できるような気付きがたくさんありました。
さすが、うちのメンバーって、スゴイ!と嬉しくなりました。

午後は、それらを踏まえて、コミュニケーションの課題を見直し、改善策を考えるワークをしました。

が、はっきり言って、消化不良でした。
最大の原因は、私のファシリテーションの未熟さです。><
テーマが広すぎて話を絞り切れず、全然時間が足りませんでした。

一方で、今回の研修のゴールは、全員で一つの答えを出さなければいけないものでもありませんでした。
コミュニケーションを見直すための、気付きの場だったこと、お互いの価値観を知れたことは、十分な成果です。

私自身が研修を振り返って思うのは、研修で学んだことを実践することができるかどうかが、一人ひとりそして組織の成長のカギだということです。

ブラインドサッカーでの気付きは本当にとても良いものでした。
でも、その後のワークで、自分たちに仕事に関わる話になってくると、日々のいろんな思いが入り込んできてゴールに向かって協力することが難しくなり、また、芋づる式に課題が上がってきてシンプルに考えられなくなってしまいました。

まあ、基本的な公式を使った計算は解けるけど、それを応用した文章問題を解くのはすごく難しい、ということなんでしょうね。

いまのコミュニケーションは、とても複雑になっています。
コミュニケーションのツールも増え、同じ日本人ですら「常識」や「言葉の解釈」が異なります。

だから、問題にぶつかったら、論理的に、物事の関係性を整理し、因数分解して考えることが大切。

そんな自覚を持つだけでも、ずいぶん冷静になれる気がします。
そして、解けるところから一つずつ実践していくことで、予防も、問題解決もできるようになっていくんだと思います。

私も、がんばろう。そう思えた1日でした。


drecom_bridge4smile at 14:42|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

2015年01月17日

セルフリーダーシッププログラム誕生ストーリー

カナエール セルフリーダーシッププログラム(SElf Leadership Program/セルプ)とは、エンパワを対象にしたオプションの研修です。

研修は有料で15万円です。(※但し、初年度の今年は10万円です。)
ビックリしましたか?

現在、このSELPの参加者を募集しています。

カナエールは相当な時間を費やしてもらうため、ボランティアを集めるのもたいへんですが、ご想像の通り、さらにオプションで有料研修に参加してもらうのは、もっとたいへんです。^^

そのためには、もっとSELPの魅力を伝えなくちゃ!

ぜひ、多くの人にSELPを知ってもらいたい。そして、できれば参加していただきたいです。

まず、最初にSELPが生まれた背景からお話します。


【収益事業は、NPOにとって大切!】

「そもそもNPOって収益を上げていいの?」と思われる方もいるかもしれません。

はい。問題ありません。かえって、NPOマネジメントの観点からは、収益事業を行うことが推奨されています。
というのも、財政基盤がぜい弱で、継続的もしくは発展的な活動ができないNPO団体が少なくないからです。

現在、年間1億円規模で事業を行うB4Sにおいても、収入をいかに確保するかは重大な問題です。

カナエールの奨学金を始め支援に必要なお金はますます増えています。
支援者数の増加、事業の拡大に伴い、スタッフの採用も常勤14名、非常勤3名にまで増えています。
スタッフがいなければ、関係者(施設100施設、企業100社、ボランティア300人、寄付者500人など)の皆様とのやりとりもままなりません。

B4Sは、行政事業を受託しているのですが、行政事業は単年度ごとの契約ですから、継続するかどうか毎年ヒヤヒヤします。

突然事業が立ち行かなくなることがないようにするため、NPOの財政基盤の安定のためには、寄付を増やすこと、独自の収益事業を構築することが欠かせないのです。


【ボランティア向けの研修!】

そうかといって、本業と全然異なる事業に力を割かなければいけなくなっては本末転倒。悩ましいところです。 
事業の特徴を生かしつつ、付加価値にできることが収益事業になりうる!と頭をひねり、いろんな可能性を探る中で出てきたのが、ボランティア向けの研修でした。

ボランティア向けの研修として、B4Sには「自立サポートスタッフ養成講座」という有料研修(17,000円)があります。
これまでに200人以上のサポーターがこの研修を受けており、NPOの収入源の一つになっています。
 
5年前に導入をした時は、「ボランティアから時間の貢献をしてもらっている上に、カネまで取るのか!」と反発もありました。><
また、いくつかの支援活動は、その有料研修を受けなければできないようにしたため、活動を担ってくれるボランティアが確保できないのではないかという現場からの不安の声もありました。

受講者は、子ども達への支援の在り方や具体的なスキルを学ぶことで、活動上の不安を軽減できます。
それは、結果的に子ども達にとっても良い支援を受けられることになります。

「そんなの無料の研修でもできるじゃない?」という声が聞こえてきそうです。

もちろん、それはそうなのですが、有料にすることのメリットは、B4Sの運営資金になるだけでなく、参加のハードルを上げることで、より意欲の高い支援者を確保することができるという副次的な効果もあるのです。


【企業の内定者、もしくは新入社員向けの研修は!?】

収益事業として、以前から「ボランティア活動を、企業の社員向け研修プログラムにできないか」というアイディアがありました。
 
社会貢献活動を通して、社員の意識を変えていきたいと考える企業は少なくありません。
具体的に、ある企業の新入社員研修として、ボランティア活動を導入できないかと相談を受けたこともあります。

ですが、どう頭をひねっても、施設の子ども達にとってのメリットに結びつきませんでした。
未熟な新入社員から教わることは、残念ながらほとんどなさそうです。
また、企業の内定者、もしくは新入社員向け研修にする場合、「単発的な関わりであること」や「受講者数に見合った子ども数が必要であること」が求められます。

子ども達の事情に配慮がなく、さらにメリットがないことは、絶対に受け入れられません…。


【カナエールのエンパワなら!】

その中で、カナエールのエンパワなら企業向けの研修として成立するかもしれない、と考えるようになりました。
というのも、エンパワに必要とされる力が、企業において必要とされる力にとても良く似ているのです。

カナエールでは、未熟な若者(カナエルンジャー)に、決められた期日(コンテスト当日)までにアウトプット(スピーチ)させ、優秀賞を目指させるために、働きかける役割だからです。
年齢も、生活環境も、価値観も全く異なるエンパワ3人とカナエルンジャーは、チームの一員としてコミュニケーションを取り、互いを尊重し、協力しなければなりません。

コレ、会社のリーダーが置かれている立場と似てませんか?

リーダーは、決められた期日にアウトプットを出すために、ToDoの洗い出し、スケジュール調整、進捗管理もしないといけない。
他部門の協力も必要なのに、カルチャーや価値観が異なるのか、なかなか伝わらない。
目標達成のためには、新人にも、がんばってもらわないといけないのに本人にはいまひとつ意欲がない。
リーダーなんて、責任ばかり負わされて、やってられない。
リーダーたちの嘆きが聞こえてきます。

もしも、他者に依存し、上から言われたことだけをやればいい、と考える社員ばかりになってしまったら、会社の活力は失われてしまいます。
リーダーの育成は、会社の死活問題です。

主体性を持ってプロジェクトにコミットし、メンバーの強みを生かし、後輩を育て、成果を出す。
そんなリーダーを座学とOJT(カナエールのエンパワ活動)で育てる研修ができないかと考えたのです。


【企業向けから、個人向けへ!】

企業にとってのメリットは、リーダーを育成できること。
加えて、小さなことかもしれませんが、研修費(全額経費)で、社会貢献ができることです。

一方で、子ども側のメリットはどうでしょうか?
もし、研修を受ける人(=エンパワ)が、企業から送り込まれてイヤイヤ参加している人だったら、そんな人に支援してほしいと思うでしょうか?

企業が育成したいと思う人材と、カナエルンジャーが必要としている人材がマッチしなければ、プログラム自体が成り立たなくなってしまいます。

それでも、まずはやってみないと課題もわからないと思ったので、昨年、カナエール2014のエンパワから10名にトライアルでこの研修を実施することにしました。

一緒にプログラムコンテンツを考えてくれたのは、5人のプロフェッショナルたちでした。
通常は、それぞれがビジネスの現場で、研修講師やコーチとして、活躍しているメンバーです。
この豪華な講師陣にご協力いただくことができるのも、NPOならではの強みです。
SELP講師陣


実施してみた結果、大きな手ごたえを感じることができました。

座学での学び、カナエールで実践しようとする前向きで意欲的なエンパワの存在は、カナエルンジャーにとっても、 チームにとっても、プラスに働きました。
中には、早速職場で実践してみるメンバーも現れました。
Before /AfterでEQ診断を実施したところ、劇的に変化を見せた人もいました。
SELP_EQ
 ですが、企業向けに研修を売っていくのは、難しいという結論に達しました。

2つの理由があります。

一つは、参加した人によって成果がバラバラだったこと。
 
その理由は、支援するカナエルンジャーのタイプにも、チームメンバーの構成も、研修参加者本人が持っている課題にも、同じパターンが一つとして無いためです。
「必ずこれができて、これが身につきます」と言えないと、企業への研修とするには無理があります。

当初、「ビジネスで必要なリーダーシップが身につくこと」というコンセプトを、「自ら考えて動けるセルフリーダーシップが身につくこと」と変更したのも、このためです。

もう一つは、「自分から参加したいと思うこと」が、まずは参加の最低条件だと考えたからです。
「自ら動くリーダーシップ」を身につけようとするとき、参加のきっかけが「会社に言われてきたから」では、学びに不可欠な意欲があるのか疑わしいです。

よって、このプログラムは、ワークやコーチングを多く取り入れ、講師は考える切り口を提供し、参加者一人ひとりの課題、目標設定に寄り添うカタチになりました。
本や講義だけでは学べないことを、同じ成長意欲のある仲間と学び合うことができるのです。

日頃の仕事とは全く違う環境、上下関係やしがらみも何もない人たちの中に身を置く経験だけでも、貴重です。
ゼロから作り上げる経験を、「こんなに夢中になったのは学生の時以来」と言う人もいます。

誰かのために夢中になる中で、自分と向き合わざるを得なくなります。

自分の課題に気づき、言語化し、整理して、学びに変えていく。
相手を変えるには、自分の言動を変えないといけない。

SELPは、そろそろ次に進むべきタイミングの人、進むべき道に迷っている人に、ピタッと来るみたいです。

最後に、この研修の価格設定、15万円について。確かに高いです。
ですが、この金額は、日頃ビジネスで研修をしている講師陣たちの感覚では、「安い位」。
世の中にあふれる自己啓発セミナーと比べても、全く遜色ない、自信を持って提供するコンテンツです。
主催がNPOだからって、価値を下げたくない。そんな思いで設定しました。

長くなりました。ぜひ、まずは、説明会に参加してください!
http://www.canayell.jp/2015/empowerment/


drecom_bridge4smile at 23:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2014年12月17日

祝10周年!

2014年12月5日に、B4S設立10周年を迎えました!

12/7には、プロジェクトチームのメンバーが、半年前から準備してくれていた10周年パーティが終了。
200人近い関係者が集まってくれました。

パーティでは、仲間が「できたかも。」というムービーを作ってくれました。2年前に出版した「できるかも。」という私の著書にちなんで。

できたのかな。私。
 
10年経って、私は、組織の代表らしくなれたのでしょうか。
そもそも「代表らしく」って言われるのが、私はとても嫌でした。

信念、リーダーシップ、聡明、人格者、礼儀、先見性、発信力、責任感、交渉力、覚悟…。
いろんな人からいろんなニュアンスで「代表らしさ」を求められることが、苦しくて苦しくて仕方ありませんでした。

今回も、10周年という節目の時に、代表として、なんと総括していいのか。
いいこと言わなくちゃ…と焦りつつも上手く考えがまとめられずに、ずるずると今日の日を迎えています。><

それでも、いま私が考えていること。ちゃんと文字に残したいと思います。

実は、大きな決断をしました。

私、来年3月にシンガポールに引っ越します。
夫の転勤に家族でついていくことにしました。

NPO代表は継続しますが、ほとんどの業務は他のメンバーに引き継いで行きます。
これまでかなりワンマンで進めてきたブリッジフォースマイルですので、この機会に大胆な権限移譲、組織体制変更を行っています。

…と書けば、なんかかっこいいのですが、現状はそんなにシンプルではありません。

これまで私が目指してきたこと、こだわってきたことが、どこまで伝わっているのか。これからも続いていくのか。
正直、不安です。

理事も、事務局スタッフも、サポーターも、自慢の素晴らしい仲間ばかりです。
なのに「全面的に仲間を信じてお任せする!」と自信をもって言い切れない私は、やっぱり器の小さい人間なんだろうなと落ち込みます。


今回のシンガポール転居を決めた一番の理由は、家族と向き合う時間を作るためです。

この10年、仕事最優先で、がむしゃらに走ってきました。

とにかく膨大な仕事に加え、ボランティアメンバーとの打ち合わせ、講演や説明会など、自分がやらなければどうにもならないことがたくさんありました。
食事の時間を削り、睡眠を削り、家族との時間を削るしかありませんでした。

一週間の半分以上子どもだけで夕飯を食べさせたり、土日両方仕事に出かけたりすることもよくありました。
家事、子育てをめぐり、ちゃんと母親業をしていない私に苛立つ夫とは、相当喧嘩もしました。

娘は中2、息子は小6になり、間もなく親離れしていくでしょう。
夫とも、ますます一緒に過ごす時間を持たないでいれば、自然に心も離れていくかもしれません。

その前に、もう一度家族と向き合う時間を持つことは、神様がくれたチャンスだと思ったのです。

そのチャンスを掴むことを決めた以上、手放さなければいけないものがあることを、覚悟しないといけないのです。

…NPO代表一人、そんな葛藤をしています。><


こんなダメダメな代表でも、この10年を振り返って、私が誇れることは、

「あきらめなかったこと」。

もうダメ。逃げだしたいと思った時に、ギリギリで踏みとどまったこと。
もう何もかもが面倒くさいと思った時に、放り投げなかったこと。

負けず嫌いの粘り強さは、私の生まれつき(?)の強みです。

そして、あきらめなかったもう一つの理由は、子ども達、退所者たちの存在です。

私が支援している子どもたちの方が、ずっと苦しい経験をしている。
それに比べたら、私の苦労なんて大したことない。
この程度で投げ出したら、恥ずかしくて顔向けできない。

そんな思いが、心が折れそうな私を支えてくれました。

10年の間、未熟で、欠陥だらけの代表をみるに見かねた、心が大きくあたたかい人たちに、たくさん支えていただきました。
大丈夫だよ、一緒にやるよ、と言って、手を貸し、汗をかいてくれる人たちが居たから、がんばれました。
スタッフやサポーターはもちろんのこと、企業担当者や、寄付者の方々、情報をシェアしてくれる方、人を紹介してくれる方、
本当に本当にありがとうございました。

でも、中には、怒鳴られるほど怒らせてしまった人も、付き合いきれないと活動から離れてしまった人もいます。
せっかく応援してくださり、期待してくださったのに、裏切る結果となってしまったことは本当に申し訳なく思います。
大切な仲間を傷つけてしまったこともあります。いまでも心が痛いです。


…やっぱり上手くまとまりません。

日本を発つまで、あと3カ月あります。
もちろん、シンガポールからやれることもまだまだあります。

これから、時間の余裕もできますので、もう少しゆっくり考えたいと思います。
忘年会、新年会と続きますが、ぜひ一緒に語り合ってくださる方、募集しています!


drecom_bridge4smile at 21:23|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

2014年08月30日

事務局スタッフ募集!

事務局スタッフを2名募集しています!
http://www.b4s.jp/2014/07/08083559/

仕事として人材採用を始めてから4年。
どんな人がブリッジフォースマイルの事務局スタッフに向いているのか、考えてみました。


◆主体的に動ける人

ブリッジフォースマイルの働き方は、かなり自由です。

活動の性質上、朝晩、平日週末問わず仕事が入るし、施設や企業訪問などで直行直帰もよくあります。
なので、契約上の勤務時間は10-18時ですが、始業も終業時間も基本的に自分で決めます。

必要に応じてプロジェクト毎に集まり、情報共有はクラウドで行うため、どこにいても仕事ができます。
全員参加を義務付けられているのは、2週間に1度の事務局MTG(2時間)と、年に3回の全体研修位です。

効率的に仕事をしたい人、主体的に仕事をしたい人には、ピッタリです。

一方で、この働き方には、弊害もあります。

・教えてもらう機会が少ないです。受け身な人には致命的です。
・全体像が掴みにくいです。全部を把握しないと不安・不満な人には、大きなストレスです。
・一緒にいない時間が長いので価値観を合わせていくのがたいへんです。「そこは察して。」ということが、まずできません。

わからないことは、自分で学ぶ、調べる、人に訊く必要があります。
常に自分の考えや感情、疑問や違和感を言語化し、仲間と相談し合意していく作業の繰り返しです。
これはこれで、時間も労力もかかります。

なので、自由度を活かし、主体的に動くための前提条件として、

「スキル(IT、コミュニケーション、プロジェクト管理等マネジメント)」と
「情報(ビジョン、ニーズ、リスク、状況把握)」を標準装備した上で、
「自分(軸、価値観、参画動機、健康・メンタルの自己管理)」が
しっかりしてないとなかなか難しいな~と思っています。

ちなみに、全体が集まる貴重な機会では、スタッフ間の関係構築、価値観やビジョンの共有、すり合せに重点を置いてます。

例えば、2週間に1度の事務局MTGでは、最初の20分位を使い「チェックイン」と言って、一人ずつ近況を自由に話します。
仕事での気付きや、家族の話、趣味や最近観た映画の話、体調のことなど、いろんな話が出ます。
お互いの価値観、近況を知る貴重な機会として、大切にしています。

年に3回の研修(その名も「がっつり研修」)では、日頃時間がなくて、十分に検討できない組織の課題を解決するため、がっつり話し合いをします。
うち1回は、合宿研修です。ベタですが「寝食を共にする」ことで、ぐっと距離が縮まります。
こんなに、認識、価値観が違ったのね~と驚きます。

ところで、「自由」を「好きなことだけ、好きなようにできる」と勘違いされることがあります。
好きじゃなくても、苦手なことでも、やらなくちゃいけないことがありますし、自分の思い通りにいかないこともたくさんあります。
それは、組織で仕事をする以上、仕方ないことです。
あくまでも「働き方の自由度」が高いだけですので、ご注意を。


◆寛容で粘り強い人

「多様性」に寛容であること。加えて、粘り強く関わっていくこと。

これって、子どもたちへ支援を行う上で欠かせない資質なんですよね。
施設の子に限った話ではないと思いますが、子どもたちはホントに多様だし、未熟だし、素直ばかりじゃないし、ウソもつくし、間違いもします。

大人の価値観を押し付けたって、いろいろ忠告アドバイスしたって、子どもたちは、大人の思い通りにはなりません。
そんな子どもたちを責めたら終わりです。まずは、受け止める。寛容に。

もちろん、大人が子どもの言うまま全て受け入れる、大人が我慢するばよい、というものでもありません。
「あなたはそう思うんだね。でも、私はこう思うんだけど」と、丁寧に粘り強く働きかけ続けるスタンスが大切です。

実はコレ、大人同志のコミュニケーション、関係性にも当てはまります。

私たちの活動には、ボランティア、寄付者、企業の社会貢献など、多様な関わり方、多様な価値観を持った人たちがいます。
どの協力者も、ビジョンに共感し、その人それぞれの思いを持って、役割を請け負ってくださる人たちです。

そんな方々は「意義」や「納得感」を大切にします。
ビジョンや近況、活動成果を共有したり、話し合いで決定したりするプロセスが欠かせません。
創設者の私ですら、思い通りにならないことは多々あります。
それを、短気に強引に話を進めようものなら、反発、離反が相次ぎます…。実感を込めて。(^_^;)

だから、「そういう考え方もあるよね、それもアリかも。」と、多様な価値観を受け入れる寛容さを持ちつつ、
それでも「ここだけは譲れないところ」は何度も丁寧に説明し、相手に納得してもらうための粘り強さが要ります。

但し、誠意を持って尽力しても、ダメなときはあります。
そんな時は縁がなかった、もしくはタイミングが悪かった、と気持ちを切り替えるしかありません。


◆失敗ができる人

わざと失敗しろ、ということではありません。
「失敗ができる」とは、「失敗する勇気と覚悟を持つ」ということです。
失敗は痛みを伴います。あたりまえに、転べば痛い。できれば避けたい。それが防衛本能。

失敗できない人たち、の例を挙げてみました。

・新しいことにチャレンジしない、できることしかしない人。
・失敗した人を責めたり、批判したりする人。
・リスクや責任ばかりを主張し、できない理由を並べて、他人のチャレンジを止めさせようとする人。
・自分の失敗を認めないで、謝らない、反省をしない人。

また、失敗したときになかなか立ち直れない人もいますね。
過剰な程、失敗した自分を責めてしまう。
そして、同じ失敗を繰り返さないためにやらないで済む選択をしてしまう。
どんどん臆病になり、「安全地帯」に逃げ込んでしまう。殻に閉じこもってしまう。

こういう人たちって、きっと「失敗しちゃいけない」と思い込んでいるじゃないかと思うのです。

多分、本人に自覚はないように思います。
もっと言えば、日本全体に、失敗は悪、失敗を避けるような雰囲気、環境があるように思います。

でも、新しいこと、難しいことにチャレンジしているNPOで仕事をしていて、完全無敗、失敗ナシに、いくわけがありません。
失敗こそ、学習の宝庫です。そこから何を学ぶかが重要です。

失敗してもいい。
全力を尽くしてダメなら、仕方ないじゃん。
転んだら立ち上がればいいじゃん。
傷の手当てをちゃんとしておけば、そのうち治るさ。
迷惑をかけた人にはちゃんと謝ろう。
できれば同じ失敗をしないよう、次につなげよう。

その位の気持ちで失敗を捉え、新しい自分、新しい取り組みに果敢に挑戦してほしいです。
 
前述の「寛容さ」にもつながりますが、自分の失敗が許せる人は、他人の失敗にも寛容になれると思います。
失敗したこともある人は、「その痛みわかるよ。誰だって失敗することもあるよ。次につなげよ」と寄り添い、心から励ましてあげることができます。

ポジティブに捉えたり、改善につなげたりする柔軟性があれば、もう「転び上手」。
転んでもタダじゃ起きない逞しさも身に付きます。

ちなみに、私の失敗の歴史は、ぜひ拙著「できるかも。」(英治出版)をご一読ください。
ブリッジフォースマイルが今あるのは、私の失敗の成果だと胸を張って言えます。^^


以上、理想のスタッフ像を書いてみましたが、結構難しいですね。
ビジネスパーソンとしても、人としても、かなり上級レベルを求めてる気がしてきました…。><

最初から上手くできなくてもいいです。でも、理想像に近づく意欲は欲しいです。
ブリッジフォースマイルのビジョンに共感し、さらに自分を成長させたいと思っている方、ぜひご検討ください。


drecom_bridge4smile at 16:02|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2012年09月15日

一人から、始まる。

昨日、法政大学の学生さんが主催するセミナーで、講師としてお話させていただきました。学生を中心に、約20名の方がお集まりくださいました!
学生と接する機会が少ないので、どんな話を聞きたいと思っているのか、よくわからない手さぐりな状況ではありましたが、そのあとの交流も含めて、楽しい時間でした。

さて、このセミナーが実現に至った経緯をご紹介します。

***

6月上旬、1通の「お問い合わせメール」が入りました。

「林さんの活動に非常に感銘を受けました。私も社会起業家を目指しており、ミッションは『どんな環境に生まれ生活している子供でも、ひとり残らず笑顔になれる世の中をつくること』です。ぜひ一度お会いして、お話を聞かせてください。」

学生さんのアツイ思いはわかりますが、時間に余裕のない私にすれば、こういうお問い合わせに一つずつ対応するのも結構たいへん、というのが正直な気持ち。
でも、もしすごくやる気と能力があるなら、インターンとして活躍してもらうのもアリかもしれない。チャリティイベントを企画してもらうのもいいかもしれないとか、いろいろ可能性を考え、一度会ってみることにしました。

やってきたのは、色白で、線の細い青年でした。
「インターンではなく、自分で事業をやりたい。」というので、どんなアイディアがあるのか聞いてみると、
「イベントでファンドレイジングをしたい」という。

では、誰をターゲットに、何人くらいの規模で、参加費はいくらもらうか、イベントのイメージを聞くと、
「虐待をなくしたいので、子育て中のお母さんに話を聞いてもらいたい。人数は10人~20人位で、一人1000円ずつお金をもらう」という。

育児の参考になる話はできないかもしれない、と前置きをしたうえで、では、どうやって告知、集客するのかと聞くと「母親のネットワークを使って、地域のお母さんに伝えてもらう」という。

う~ん。。。困った。。。どうしよう。

「ごめん、今のままでは、ちょっと乗れません。もう一度、企画を練って来てもらえますか?但し、1つだけ条件があります。講師料1万円をください。それなら、仕事として協力させてもらいます。」と伝え、ターゲット、内容、日時、予算、会場、人数、告知方法など、具体的なイメージをまとめてきてもらうことにしました。


7月中旬、学生さんから、再度メール連絡がありました。
「企画をブラッシュアップしました。お時間下さい。」というので、またお会いすることにしました。

彼は、「学生」をメインターゲットに企画を組みなおしてきました。なんと、表参道の会場を無償で借してくれる協力者を見つけていました。

***

そんな経緯で、実現した昨日のセミナーでした。

参加者名簿は、彼の手帳の中。参加費(学生1000円、社会人2000円)の徴収も、彼一人でこなす状況。

骨董通りに面した会場でしたが、ビルの入り口が少しわかりにくく遅刻者続出。
開始時間の18時になっても、席には6名ほど。結局15分遅れでスタート。

風邪をひきマスクをした彼は、38.5度の熱があり、前日はほとんど声がでなかったそうで、か細い声で、司会進行を務めていました。

その一生懸命さが、初々しくて、本当にほほえましくもありました。

こうして、彼が作ってくれた企画により、20名ほどの人に児童養護の子どもたちの存在や、私たちの活動をしってもらうことができました。

一人の思いから、始まっていくんだな~。
具体的に行動に移す「一人」の存在からしか、物事は始まらないんだな~と。

そんな思いを改めて強くした機会でした。榎本くん、本当にお疲れさまでした!


IMG_2159




drecom_bridge4smile at 10:01|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

2011年12月05日

祝!7周年。

本日は、ブリッジフォースマイル7歳のお誕生日です。

言葉通り、「がむしゃら」に一歩ずつ、前だけ見て進んできたのですが、
ここ最近、NPO立ち上げの頃からの、自分を振り返る時間が多くなったように思います。

これまでの奮闘記の原稿を書いていたり、NHKの「グランジュテ」 という番組の取材を受けていたりするから。
あと、NPOのマネジメント、というテーマで話をすることが続いたのもあると思う。


7年経ったいま、つくづく思うのは、

やれることが本当に増えたなあと、思う。

自分自身、できることがずいぶん増えた。
例えば、エクセルのグラフやピボットの作成ができるようになったり、パワーポイントのアニメーション機能が使えるようになったり。
財務諸表が見れるようになったり、会議のファシリテーションが上手になったり。
人前で話すこともずいぶん慣れた。


でも、それ以上に、

この活動を理解して、応援してくれる人が本当に増えたんだなあと、思う。

いま、明らかに、自分ひとりでは、どうにもならなかったことが、実現できている。
そうして、これからもっと多くの児童養護施設で生活し、退所する子どもたちが支援され、笑顔になっていくんだ。

自分の目の前にいる人が、笑ってくれたら嬉しいよね。

そして、その笑顔を見て笑顔になれる人が、自分以外にもたくさんいたら、もっと嬉しいよね。

子どもが笑うから、大人が笑う。
大人が笑うから、子どもが笑う。

私はそんな風に、笑顔がつながっていくのが好きなんだ。

それは、私の自己満足なのかもしれないけど、 私は自分が笑っていられるように、生きたいよ。

そんなことを考える今日、7歳の誕生日、おめでとう。

drecom_bridge4smile at 19:37|PermalinkComments(4)TrackBack(0)

2011年08月09日

一輪車から二輪車へ。これからは?

NPOブリッジフォースマイルの立ち上げから、6年半。

「困難な状況にある子どもたちのために、自分にできることがある」
「困ってる人の役に立てたら、うれしい」

そんな思いで、NPO立ち上げから、文字通り、『ずっと走って』きました。

テレビを見る時間や、家族と友達とゆっくり過ごす時間もほとんどなく、 
最低限の睡眠と、育児家事の時間以外は、すべてNPOの活動に費やしてきました。

このスピードのおかげで、危険な橋も渡ってこれたのだと思います。
スピードを落とした自転車がふらつくように、スピードがあったから、まっすぐ渡れたのだと思います。

でも、最近、息切れしている自分を感じていました。

走りたいという気持ちがあっても、走れない。


*  *  *  *  *


振り返ってみると、一人でNPO立ち上げを決意したころの私は、

「一輪車に乗ってあの山を登るんだ」と言っていたように思います。

私を応援したいと言ってくれる人はいたものの、多くの人は傍観者でした。

私を心配する家族は、そんな無謀な計画は止めるよう、説得しました。

一輪車は不安定だったけれど、小回りが効くし、何より自分さえ頑張れば前に進めました。


しばらくすると、危ういながらも山を登っていく私を見て、
同じ山に登りたい、と思っていた人たちが、一緒に登ってくれるようになりました。

気が付くと、一輪車は自転車になっていました。
前より、ずっとスピードは出るようになり、ペダルをこぐのも、私一人だけではなくなりました。

けれど、自転車をこぐスピードや、自転車の通るルートを巡って、意見が分かれるようになってきました。
山の傾斜が厳しくなってきたのに、ペダルは重くなり、思うように進めなくなっていました。


ふと、周りを見回すと、他の山に登っている人たちがみえます。

道路整備がされている山には、バイクや車に乗っている人がいます。
ヘリコプターや飛行機に乗れる人もいる。お金も操縦能力もあるのでしょう。


私たちも、体力のある限られた人たちが、がむしゃらにペダルをこぐだけでは、限界があります。
何より、私自身が、疲れてしまいました。

乗り物を変える、ルートを変えるなど、新しい方法を考えなければ、この先には進めない。

今のブリッジフォースマイルは、そんな状態なのかなと思います。

*  *  *  *  *

昨日、お会いした方が、おっしゃっていたことが心に残っています。

「この(社会貢献)活動を始めた時、10年はやってみよう、と決めていた。
10年やってみなくちゃ、わからないと思う。その時の自分が何をどう思っているのか、知りたい」


私の始めた、この活動も、あと3年半で10年になります。

この活動は、どうなっているのだろう。私はどうしていたいんだろう。

一度、ゆっくり考えてみようと思っています。


drecom_bridge4smile at 11:52|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2010年04月30日

J-WAVEに出演! 早速の反響!

本日、J-WAVEに出演してきました!
緊張しましたが、楽しかったです!

ナビゲーターのジョン・カビラさんは、児童養護施設のこと、かなり詳しくご存知でした。

ブリッジフォースマイルのホームページも、事前に読んで下さっていたり、虐待を受けた子ども達の支援を行うNGOが、福岡で活動を始めた新聞記事の切抜きを手元にお持ちだったり。

「本当にこの問題は、どうしたらいいんでしょうね」とお話されてました。


さて、早速うれしい反響をいくつかいただいています。

その中で、「児童養護に関わるテーマで公演をするので、よかったら、そこで子ども達の支援につながるパンフレットなど配りますよ」というお申し出をいただきました!

ありがとうございます! ご協力に心から感謝いたします! 


演劇の内容を詳しく伺いましたところ、かなりきちんと児童養護の現状を調査され、子ども達の気持ちも十分に理解したもので、驚きました。

ぜひ、児童養護のことをもっと詳しく知りたいと思われた方に、観ていただきたいと思いましたので、この場でPRをさせていただきますね。

============
ことのはかんぱにぃ2010公演

My Home=home ground
マイ ホーム グラウンド

◆公演期間:2010年5月21日(金) ~23日(日)
◆開演時間(開場は開演30分前)
 21日(金)19:00
 22日(土)14:00/18:30
 23日(日)13:00/17:30
◆料金
 前売3000円/当日3500円
◆劇場:シアター風姿花伝
(西武池袋線「椎名町駅」徒歩6分)
(西武新宿線「下落合駅」徒歩8分)
(JR山手線「目白駅」徒歩18分)

http://www.geocities.jp/kotonohacompany/index.html



drecom_bridge4smile at 14:06|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

2010年03月27日

国税局へ行く!

現在、内閣府や自治体に「認可」されているNPO法人は4万団体以上あります。
ただ、そのうち、寄付者が税制優遇を受けられる「国税庁のNPO認定」を受けているのは、122団体。(2010年3月15日現在)

NPOが、この認定を取ると、寄付者が税制優遇を受けられるので、寄付を受けやすくなるというメリットがあります。

しかしながら、とても審査が厳しいと言われています。
申請をすると、国税局がオフィスにやって来てそのNPOが本当に信頼できるのか、会計管理や、契約書の管理、法律違反をしていないか等、1年かけて隅々まで調査をする、と聞いていました。

ブリッジフォースマイルでは、2年前からお願いしている税理士さんのお力を借りて、会計や納税、雇用や委託契約など、法を遵守するためのご指導をいただき、認定申請の準備を進めてきました。

認定審査のポイントは、

・寄付をする人が偏っていないか
・構成員が偏っていないか
・法に反する運営をしていないか

などの観点から、何重にも要件チェックをします。

例えば、「パブリックサポートテスト」という複雑な計算式がありますが、これは、多くの人から寄付を集められているかどうかをチェックするもの。

ブリッジフォースマイルは、算出の結果、基準値「20%」を楽々クリアしていました。

税理士さんに、認定のための提出資料も、きっちりと作成いただき、まずは相談というカタチで、いざ、国税局へ!

厳重な受付ゲートを通り抜け、迎えてくださった「国税実査官」は、拍子抜けするほど、若くてとても人当たりの良い女性2名でした。

私たちの活動に感心されたり、NPOの苦しい実情に励まされたりしながら、和やかな雰囲気で質疑応答が続き、あっという間に3時間が経過。


結果はNG…

3年前の役員構成が、基準を満たしていませんでした。
当時、理事が一人辞めて役員が5人になり、そのうちの2人が同じ会社の社員だった為、です。

こんなところで引っかかるとは…。

ただ、2009年度が終了すれば、算定期間を変更できるので、その基準はクリアできます。
パブリックサポートテストの算定も、全てやり直しになるのは残念ですが。

また、他にもNPOの、「収益事業の区分」が間違っていた可能性があることがわかりました。
納税に関わることなので、税務署に行って確認し、間違っていたことがわかれば、修正申告をしなければなりません。

やっぱり簡単ではありませんでした。

でも、認可を取れれば、それだけ信頼性が保証されることになりますね。
ガンバリマス!


drecom_bridge4smile at 08:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2010年03月13日

初めてのテレビ取材♪

ブリッジフォースマイル、初めてテレビで取り上げていただけることになりました!
それも、NHK「クローズアップ現代」です!!


NPOの支援を行うNPO法人パブリックサポートセンターが、以下の条件に合うブリッジフォースマイルを紹介してくれたそうです。

・社会保障制度の整っていない分野に関わる内容であること
・寄付に頼らざるを得ない活動であること
(サービス利用料がもらえない、行政からの補助金事業ではない)
・寄付金控除対象となるNPOの認定をまだ取っていないこと

というのも、今回のテーマが「NPOと寄付」で、番組では、公的な社会保障制度だけに頼らず、NPOの活動と、活動を支える寄付金の可能性を考える中で、 私たちは、寄付集めがあまり上手くいっていない事例として取り上げられるようなのです。(…苦笑)

でも、それで私たちの活動や現場の苦労を知っていただければ、本当に嬉しいことですよね。

ブリッジフォースマイルの活動や当事者のインタビュー等を紹介いただくのと、税制優遇が受けられるNPOの認定について、ご協力をお願いしている税理士さ んと一緒に国税局に相談に行く所を撮影していただきます。


ところで、NPOの「認定」って、ご存知でしょうか?
ややこしいのですが、自治体もしくは内閣府から法人として「認可」されるのと、国税局から「認定」されるのは、違います。
ブリッジフォースマイルは、東京都から「認可」されていますが、まだ「認定」は取っていません。

NPOが「認定」されれば、その支援者は税制優遇を受けられるため、寄付を受けやすくなるというメリットがあります。
日本で、4万団体以上あるNPOのうち、「認定」されているのは約120団体。

認定を受けるにあたって、まず「パブリックサポートテスト」という条件をクリアしなければいけません。
たいへんわかりにくい複雑な計算式ですが、要は「多くの人から賛同され寄付金を受けているか」を審査するものです。

ここでのジレンマは、「認定されれば寄付が受けやすくなる」のですが、「認定を受けるためには広く寄付を受けていることが前提」となり、鶏が先か卵が先 か、の問題になってしまうのです。


ところが、ブリッジフォースマイルは、実はNPOの認定基準をクリアすることができています!
その理由は、ボランティアから資金面でもサポートいただいたことにありました。


「自立」や「児童養護」というわかりにくいテーマで活動し、成果も計りにくいため、なかなか企業からの賛助金や一般の方からの寄付が集められません。
この活動の意義をわかっていただけるのは、有識者が審査をする助成財団や、現場で子ども達と接するボランティア…となってしまいます。

時間と労力を割いてくれるボランティアに、お金まで…という迷いはありましたが、苦しい財政事情、背に腹は変えられず。
正会員費5000円、ボランティア登録費2000円、活動参加費として1万〜2万円、ボランティア研修費として15000円〜3万円をもらっていました。

別のNPOではボランティアへ交通費や昼食代を出すところもある中、驚く方や反発する方も多くいました。
でも、そのことを理解し、継続してくれているメンバーのおかげで、活動を継続することができています。

そんな財政難の苦肉の策として、ボランティアから集めている資金が、「パブリックサポートテスト」の算出に有利になるのです!

でも、計算式がかなり複雑なので、国税局の人に実際に見てもらわないと本当にクリアできているかどうかはわかりません。
その辺りの事情も、番組では取り上げてもらう予定です。

放送予定は、2010年3月31日19:30〜19:56「クローズアップ現代」です! 
是非みなさんお楽しみに!!
(※放送予定日は、29日から変更になりました。)

ちなみに、パブリックサポートセンターが運営する寄付募集サイトGive Oneは、コチラです。




drecom_bridge4smile at 15:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)
livedoor プロフィール
記事検索
最新コメント