2015年06月15日

日本人会とボランティア

最近、利用し始めた日本人会。

日本人会とは、言葉の通り、外国に住む日本人のための会なのですが、日本人会に所属するには、月20S$(2000円位)の会費が必要なので参加していない人もいます。
会社が法人会員になっていると、その駐在員と家族はたいてい会社負担で日本人会に参加できるようで、私もその恩恵に与っています。

多くのチューツマ(駐在員の妻)たちは、趣味の同好会に参加したり、図書館を利用したり、キッズルームで子どもを遊ばせたり、「どんぐり」という喫茶店でおしゃべりをしたりと、日本人会を有効に活用しているようです。

複数の国に駐在した奥さま情報によると、シンガポールは日本人会の活動がとても活発な国だそうです。
HPによると、今年はなんと100周年だそうな。
今年、建国50周年を迎えるシンガポールよりも長い!
 
さて、そんな日本人会が主催する「ボランティア説明会」に行ってきました。
年に1度、日本人会がバックアップする団体が活動について説明する機会だそうで、80人位が参加していました。
会場には結婚式披露宴のように丸いテーブルが配置され、コーヒーとケーキのおもてなしを受けながら、約10団体、各5分のプレゼンを聞きました。

活動は、
・老人ホームや障害者の施設で、ダンスで運動を促す活動。
・障害者の福祉施設で、食事の介助をする活動。
・病院に長期入院している子どもたちと、折り紙や絵で遊ぶ活動。
・ホスピスで、患者さんのフットマッサージをする活動。
・リハビリ施設で、患者さんの髪や爪を切る活動。
などなど。

実はワタクシ、10年もNPO代表をやっていながら、他のボランティア活動をしたことが一度もありません。
なので、こういう場に、聞く側として参加するのはとても新鮮でした。

「月に1回でも大丈夫です」
「来れる時だけ、気軽に参加してください」
「楽しいですよ」

なるほど~。
拍子抜けするほどの、ゆる~い温度感。

こういう場で自分がマイノリティであることに気づかされます。
ボランティア活動したことない日本人は、まだまだ多いですからね。
しかもボランティア活動をフルタイムの仕事にしている人なんて、1万人に1人位?

以前、B4Sのボランティア登録説明会に来てくれた方が「林代表の話を聞いて、私にはそこまでやれる自信が持てませんでした」と、参加を辞退されました。
これから初めてボランティア活動しようとする人には、私のメッセージは、熱すぎたのでしょう。いまさらながら、反省します…。><

隣に座っていた人に「どうやって選んだらいいんでしょうね」と訊かれ、「直感でいいんじゃないですか。楽しそうとか。メンバーが感じよさそうとか。」と答える私。
ここでは、社会問題に対する投資インパクト、なんて無縁ですからね。^^


さて、物足りなさを感じながらも選んだのは、リハビリ施設でのヘアカットの活動。

小学2年の文集に、将来の夢「パーマやさんになりたい」と書いていた私。
髪を切るのは単純に楽しいし、我が子のヘアカットで慣れているので役に立てそう、と思ったから。
シンガポーリアンのメンバーが何人か参加しているというのも、ポイントでした。

で、その翌週、早速見学に行ってみることにしました。

この日、参加したのは、私を入れて5人。
シンガポーリアンと結婚しシンガポールで30年程生活している日本人2人と、マレー系と、中国系の、シンガポーリアン2人。

まずは、会場設営。
布製の「Hair Cut 10:00~12:00」と書いてある看板を貼り出し、ハサミやバリカンを揃え、洗浄液や掃除用具を用意。

次に、お客さん(ヘアカットを希望する患者さん)を探しに病室へ。
しばらくすると、お客さんがバラバラとやってきました。
手が足りないので、見学のはずだった私もバリカンでヘアカットさせてもらいました!楽しかったです!

お客さんは、車いすでやってくる方が多いですが、寝たきりの方の場合ベッドまで出張することもあります。
できるだけベッドを起こし、背中に枕を入れ、頭を持ち上げながら切らなければいけないので、2人ペアで対応します。

私が頭を支えた方は、おでこから後ろに20センチ位の大きな縫い跡があり、頭蓋骨が陥没していました。

私は日本で頭蓋骨が陥没している人を見たことがありません。
医療技術の問題なのでしょうか。
それとも、私の生活範囲の中で、出会わなかっただけなのでしょうか。モヤモヤします。

ベッドの上で髪を切ると、切った髪がベッドに落ちてしまいます。
もちろん、ビニールを敷いて、できるだけ髪を残さないようにするのですが、上手く行かず、いっぱい髪が落ちてしまいました。

こういう時、私は目につく限り落ちた髪を取り除きたい欲求に駆られるのですが、ペアを組んだシンガポーリアンは早く終わりたがっていました。
後で絶対チクチクするだろうな…と申し訳ない気持ちでしたが、なにぶん修行の身、先輩に従ってその場を離れました。モヤモヤします。
次は、ガムテープを持って行こうっと。

いろんな気付きやモヤモヤがありつつも、コチラに来て初めて、シンガポール社会に足を踏み入れた感じがして、とてもワクワクしました。
また、英語、中国語が交わされる場に立つと、自然と学習意欲も高まります。ニーズに迫られると、俄然エンジンがかかる性格なのです。がんばろう~~~。

次の訪問がとても楽しみです。
ちなみに、今回のボランティア説明会で、この活動に参加することにしたのは、今のところ私一人だけとのこと。 
ん~、こんなに楽しいのに、何でチューツマのみなさんはやらないんだろう。


drecom_bridge4smile at 16:11│Comments(1)TrackBack(0)シンガポール生活 

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この記事へのコメント

1. Posted by えつぼう   2015年06月16日 12:30
ん~。あまり張り切り過ぎず、ゆる~く現地の先輩ボラのペースに合わせるって、えりほにとっては、大変でしょうね。(笑)
チューツマは、手のかかるダーリンやお子さんとの時間を大切にしているのかもしれないし、それぞれの事情があるのでしょう。
えりほのところのように、自律した旦那さまじゃないかもよ。と、ダーリンはえりほの活動を見守ってきた人だからっていう推測のもと言ってます。
それに日本人のチューツマは、私のような、人見知りかもしれないわ。なんてね。

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