2010年03月27日

国税局へ行く!

現在、内閣府や自治体に「認可」されているNPO法人は4万団体以上あります。
ただ、そのうち、寄付者が税制優遇を受けられる「国税庁のNPO認定」を受けているのは、122団体。(2010年3月15日現在)

NPOが、この認定を取ると、寄付者が税制優遇を受けられるので、寄付を受けやすくなるというメリットがあります。

しかしながら、とても審査が厳しいと言われています。
申請をすると、国税局がオフィスにやって来てそのNPOが本当に信頼できるのか、会計管理や、契約書の管理、法律違反をしていないか等、1年かけて隅々まで調査をする、と聞いていました。

ブリッジフォースマイルでは、2年前からお願いしている税理士さんのお力を借りて、会計や納税、雇用や委託契約など、法を遵守するためのご指導をいただき、認定申請の準備を進めてきました。

認定審査のポイントは、

・寄付をする人が偏っていないか
・構成員が偏っていないか
・法に反する運営をしていないか

などの観点から、何重にも要件チェックをします。

例えば、「パブリックサポートテスト」という複雑な計算式がありますが、これは、多くの人から寄付を集められているかどうかをチェックするもの。

ブリッジフォースマイルは、算出の結果、基準値「20%」を楽々クリアしていました。

税理士さんに、認定のための提出資料も、きっちりと作成いただき、まずは相談というカタチで、いざ、国税局へ!

厳重な受付ゲートを通り抜け、迎えてくださった「国税実査官」は、拍子抜けするほど、若くてとても人当たりの良い女性2名でした。

私たちの活動に感心されたり、NPOの苦しい実情に励まされたりしながら、和やかな雰囲気で質疑応答が続き、あっという間に3時間が経過。


結果はNG…

3年前の役員構成が、基準を満たしていませんでした。
当時、理事が一人辞めて役員が5人になり、そのうちの2人が同じ会社の社員だった為、です。

こんなところで引っかかるとは…。

ただ、2009年度が終了すれば、算定期間を変更できるので、その基準はクリアできます。
パブリックサポートテストの算定も、全てやり直しになるのは残念ですが。

また、他にもNPOの、「収益事業の区分」が間違っていた可能性があることがわかりました。
納税に関わることなので、税務署に行って確認し、間違っていたことがわかれば、修正申告をしなければなりません。

やっぱり簡単ではありませんでした。

でも、認可を取れれば、それだけ信頼性が保証されることになりますね。
ガンバリマス!


drecom_bridge4smile at 08:20│Comments(0)TrackBack(0) NPO 

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