2007年11月27日

児童養護施設とは

児童養護施設は、家族と一緒に生活できない子どもたちが生活する施設です。
0歳から18歳までの男女が、親代わりとなる職員と一緒に生活しています。
全国には、550か所程。約3万人が生活をしています。

元々は、親がいない、いわゆる孤児を救済するための施設でしたが、今は施設にいる子どもたちの9割に親がいます。

親がいるのに施設に預けられる理由・・・、それは、虐待だったり、育児放棄だったり、親の病気だったり。その背景は、ますます複雑になりつつあります。

例えば、子どもの非行に親が対応しきれず施設入所となったが、後から、性的虐待を受けていたことがわかった、ということもあります。


親がいるので、家庭環境が変化したり、子どもと親の関係が改善されたりすると、家庭に帰っていく子もいます。厚生労働省の発表データによると、施設の入所期間は、平均4.4年。出たり入ったりを繰り返す子もいます。

オトナの諸事情で、家庭で暮らせない子どもを育てる施設。
それが、児童養護施設です。


at 16:45|PermalinkComments(0) 児童養護 
プロフィール

えりほ

記事検索
最新コメント