2019年05月10日

「当事者」じゃない私がどこまでできるか。

施設出身者でもない、施設職員の経験もない私が、支援団体の代表を務めていることについて、最初の5年くらいは劣等感しかありませんでした。

「あなたに私たちの何がわかるんですか?」by施設出身者
「子どもたちの事情をわかってないのに無責任にかかわらないでほしい」by施設職員
「政治家にでもなりたいのですか?子どもたちを自分のために利用しようとしている」by施設長

そんなことを言われる度に悲しくなり、むなしくなりました。
私が施設出身者、もしくは元施設職員だったら、絶対に言われないだろう言葉です。
施設職員になったら信用してもらえるのかなと考えたこともあります。

でも、そうしなかったのは、そういう身内ではない人を排除する風潮に負けるのが悔しかったから。
施設退所者でもなく、元職員でもない、福祉や教育の分野の知識も経験もなかったド素人の私に、どこまでできるか試してみたい気持ちがありました。

結果的に、良かったと思います。
わからないから、人に聞く。学ぼうとする。
肌感覚では理解できないから、自分のわかる言葉に落とし込もうとする。言語化する。

今は、当事者じゃないからこそ、できることがあると思っています。
当事者じゃない人をこの活動に巻き込んでいこうとするときに、当事者じゃない人の感覚で物事を見られるんだと思います。

I am OK, you are OK.
うちの団体モットーの一つ。
自分を自分で認められるし、相手は相手で尊重する。
みんながそうであったら、もっと生きやすい社会になると思うんだけどな。

ちなみに、私は社会的養護の当事者じゃないけど、たぶん発達障害の当事者ではあります。(診断は受けなかったから証明はできないけど)
当事者への憧れ(!)から、それに気づいたときはちょっとうれしかったりして。^^


drecom_bridge4smile at 17:09|PermalinkComments(1) 児童養護 
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